もし大地震が起こったら

入居者様のための地震対策

アパート入居者のための地震対策

「揺れが起きたら、まず何をするべき?」

もしも大地震が起こったら

それでは、実際に大規模地震が発生した場合、どのように対応すればいいのか見ていきましょう。まず、取るべきアクションは以下の4つになります。

身の安全を図る
揺れが落ち着くまでは、動かず保身が鉄則。家具や家電の落下、窓ガラスの飛散などから身を守るため、しっかりした机の下などに隠れるか、ヘルメットや毛布などで頭部をガードする。また、強い揺れで体が転倒しないよう、柱などにつかまる。高層階では、冷蔵庫などの重い家電も倒れてくる可能性があるので注意したい。

火の元の確認
揺れが落ち着いたら、ガスコンロや暖房器具を切り、火災の原因となるものを排除する。また停電になった場合、電力供給が再開されたときに通電火災が起きることがあるため、ブレーカーを落とす。停電していない場合でも、避難する際にはブレーカーを落としておく。

出入り口を確保する

揺れが落ち着いたら、ドアを開けて出入り口を確保する。地震の影響でドアが歪み、開閉できない場合もあるので確認しておく。また、その後の余震に備えてドアは解放した状態をキープしておくことも大切。

ドアが開閉できない場合は、廊下沿いの窓やベランダの避難はしごなどで、一階までの脱出経路を確認する。

アパートが危険な場合は避難する

アパートで火災が発生したり、建物や室内のダメージが激しく危険があるなど、室内にいては危険な場合は、地上階に降りて一時的に避難、もしくは地域の避難所などに避難する。

ただし現在は、アパートが居住できる状態であれば、自宅にとどまる在宅避難を推奨している自治体が多い。アパートや周辺の状況を見て、総合的に判断する。

その他
が落ち着いたら、家族の安否確認、ラジオなどでの情報収集、近隣での火災有無の確認、近隣との声かけなどを適宜行う。

 

 

 

 

アパート住民のための地震対策「大地震が来たら、アパートはどうなる?」

もしも大地震が起きたら、まず何をしたらいいの?アパートの場合は、どんなことに気をつけたらいいの?
そんな疑問をお持ちの方に、アパートの地震対策をご紹介しています。『大地震が来たら、アパートでは何が起こる?』です。

実際にアパートで起こると想定される被害や、気を付けるべきポイントについてまとめました。戸建て住宅とは異なる部分も多いので、アパートにお住まいの方は一度チェックしてみてください。

アパートではどんなことが起こる?

耐震基準をクリアしたアパートでは、基本的に震度5強程度の地震で倒壊のおそれはないと言われています。
では、どんな被害が起こると考えられているのでしょうか。

高さによる大きな揺れ
マンションは上の階に行くほど、長時間大きく揺れつづける傾向があるとされる。特に高層階で感じる揺れは、一階の12倍になることもあり、バランスを崩して転倒するなどの被害が考えられる。

家具・家電の落下や転倒
揺れによる家具家電の落下や転倒、窓ガラスの破損で、怪我をする被害が想定される。また大型家具の転倒やドアが変形するなどから、避難できなくなる場合も。高層階の大きな揺れでは、冷蔵庫など予想外の重量のものが転倒する事例もあるため、あらかじめ対策をしておきたい

ライフライン停止による影響

電気や水道、ガスなど、私たちの日常を支えるライフライン。その機能不全によるさまざまな影響を見ていきましょう。

電力供給停止

地震によって、停電になる可能性がある。マンションでは、停電になると電気が使えなくなるだけでなく、電力で動く給水システムも止まってしまうため、断水状態となる。断水の場合、トイレも使用不可能。

ガスの停止
ほとんどのアパートでは、強い揺れやガス漏れを検知すると自動的にガスが止まるシステム。復帰させるには、自宅マイコンメーターの復帰作業が必要。作業後も戻らない場合は、ガス供給が停止している。

マンション設備の破損
大きな揺れにより、外階段、共用廊下や壁の破損、給水管や排水管、ガス管といった建物設備が破損する可能性がある。特に、給排水管が破損した状態で水洗トイレを流すと、汚物が破損個所から流出するおそれがあるため注意したい。水洗トイレが使える状態であっても、点検が済むまでは簡易トイレを使用する

その他
地震の規模や周囲の状況により、さまざまな影響が起こり得ます。いざ大地震が起きてしまったときは、アパート入居者同士で情報交換を行い、少しでも被害を抑えられるよう協力しあう必要があります。

 

 

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